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スバルff-1 1300Gは富士重工業が生産していた乗用車。1970年7月、スバル・ff-1のエンジンを1,267ccへと排気量拡大して、内外装に大きな変更を行なった。スバル・1000のプラットフォームを継承した最後の自動車としても知られる。 == 概要 == 1970年7月、富士重工業はスバルff-1 1300Gシリーズを発売した。 「G」は「グレート(Great)」、「ゴージャス(Gorgeous)」など、力強く、豪華なイメージの英語の頭文字に由来している。 スバルff-1は、当時の大衆車クラスでは唯一のFF方式と、斬新で合理的な設計は高い評価を受け、月販4,000台前後の安定したセールスを維持していたものの、戦後の高度経済成長に支えられた「マイカー・ブーム」で、当時の1,000~1,300ccの大衆車クラスは激戦区となっており、 *1969年 *5月 - ホンダ・1300発売(空冷エンジン搭載115ps/7500rpm(99S)の高出力) *9月 - 「トヨタ・カローラ1200」発売(これまでの1100ccのK型エンジンから1200ccの3K型エンジンに差し替え E10系) *1970年1月 - 「日産・サニー」モデルチェンジ(1200ccに排気量拡大 B110系) *3月 - 「マツダ・ファミリア」マイナーチェンジ(1300ccに排気量拡大) *5月 - 「トヨタ・カローラ」モデルチェンジ(発売当初は1200ccモデルのみ E20系) など、軒並み排気量拡大と豪華化が進み、販売サイドから早急な商品力のアップが求められていた。 1969年のスバル1000からスバルff-1へのマイナーチェンジからわずか1年での矢継ぎ早の大規模なマイナーチェンジが敢行された背景には、発売以来指摘されていた、全国への販売・サービス網の整備がほぼ一巡し、拡販体制が整ったことが挙げられる。 スバルff-1 1300Gは、エンジンをスバルff-1の1,100ccから1,300ccに拡大。一方、従来の「EA61」型もラインナップに残し、従来の「スーパーデラックス」をコラムシフトとフロアシフトで明確に性格分けした、「カスタム」、「GL」グレードの設定など、バリエーションの充実が図られている。 また、エクステリアもボンネット、フロントグリルをダイナミックな造型のものに変更。インストルメントパネルもクラッシュパッド一体成型の豪奢なデザインに変更し、大きくイメージチェンジを図った。 また、バンは1300Gが4ドアのみ、1100が4ドア、2ドア両方が設定された。 1971年4月には、マイナーチェンジが行われ、トランク・フードの形状変更、大型魚眼テールレンズの採用、新デザインのホイールキャップの採用、安全・公害対策装備の充実が図られた。 1971年10月、ニュー・ジェネレーション「レオーネ・クーペ」の登場に伴い、まずスポーツセダンがカタログ落ち。1300G、1100ともども、セダン、バン、「スーパーツーリング」の車種体系になり、一時的にレオーネとの併売となった。 1972年2月、レオーネ4ドアセダンの発売により、1300Gシリーズセダンおよび「スーパーツーリング」が販売中止。セダンが1100・2ドアセダンのみ、バンが1100の4ドア・2ドアのみの受注となり、5月のスーパーツーリング、2ドアセダン、エステートバンの発売により、完全に世代交代が完了した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スバル・ff-1 1300G」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Subaru G 」があります。 スポンサード リンク
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